市川市の北東部にあり、東京駅まで乗り換えなしでアクセスできるJR武蔵野線「市川大野駅」。
公園や緑地、せせらぎといった豊かな自然が残る市川大野エリアの環境や住み心地をレポートします。
●どんなエリア?
下総台地と谷津が広がる地形に、住宅が立ち並ぶ市川大野エリア。
このあたりは江戸時代に旗本の所領として開発が進められ、台地上の耕作地では米・麦などを中心に畑作が行われていましたが、大正期に入ると梨栽培が始まり、有名な「市川の梨」の一大産地となりました。
現在の市川大野エリアは、梨農家が残る一方で新興の住宅も増え、自然と共存する住宅地となっています。
子育て世帯を対象に、地域の特色を生かした「自然遊び」や「稲刈り体験」といった活動も盛んで、昔からの住民と新しく移り住んだ住民とのコミュニティ形成が暮らしの安心につながっています。
●豊かな自然が身近に!
市川大野エリアの魅力といえば、東京近郊とは思えないほどの豊かな自然。
市川大野駅から歩いて5分ほどの大野緑地内には、万葉集に詠まれている植物を展示した和風庭園「万葉植物園」があります。
ほかにも、町の南北にわたる斜面林の自然を生かした大野町二丁目緑地や前畑緑地、利根川水系の大柏川のように身近に自然を感じるスポットが点在しており、日常のお散歩コースや子どもの遊び場所として楽しめそうです。
また。少し足を伸ばすと、かわいい動物とのふれあいや野生のホタルの鑑賞ができる「市川市動植物園」や、親子でアスレチックに挑戦できる「ありのみコース」など、自然を生かしたレジャー施設があり、休日の家族のお出かけ先にも困りません。
●交通アクセスや暮らしの利便性は?
最寄り駅のJR「市川大野駅」は武蔵野線のみですが、京葉線への直通運転により、東京駅まで乗り換えなしで約35分でアクセス可能です。
さらに武蔵野線は乗り換え駅が多く、「西船橋駅」でJR総武線(各駅停車)や東京メトロ東西線に乗り換えられるなど、都心の主要路線を利用しやすいのもポイントです。
このほか、バスを利用してJR総武線「本八幡駅」または「市川駅」へ向かうこともできるため、もしも異動、進学などで通勤先や通学先が変わっても、スムーズに対応しやすいでしょう。
買い物施設では、駅から徒歩5分ほどの立地に「ワイズマート大野店」があり、8時から翌25時までの営業となっています。駅前にコンビニやドラッグストアはあるものの飲食店は少なく、閑静な住宅街といったイメージです。
隣接する南大野町には、「マルエツ市川大野店」や「ビッグ・エー市川南大野店」といったスーパーや商業施設が集中しているので、そちらを利用するケースも見られます。
駅前に大規模な市営駐輪場があり、駅まで自転車を利用する人も多いですが、駅周辺は坂道が続くルートもあるため、事前にチェックしておいたほうがよいでしょう。
●自然を身近に感じる住宅地
都心にアクセスしやすい武蔵野線沿線で、豊かな自然が息づく市川大野エリア。
市川市の中でも地価がリーズナブルということもあり、最近ではファミリー世帯を中心に人気を集めています。
自然と共存する住宅地の魅力を、ぜひ現地で確かめてみてください。