2000年に開業した「妙典駅」は、東京メトロ東西線の中では最も新しい駅。
便利な交通アクセスで人気を集める一方で、歴史的な街並みも残る妙典駅周辺エリアの魅力を紹介します。
●どんなエリア?
市川市の南部に位置し、東京都江戸川区の境にある旧江戸川と、江戸川(放水路)に挟まれた妙典駅。
駅の西側は戸建てやマンションが立ち並ぶ住宅街となっており、東側は住宅街に加えて、シネコン併設の大規模ショッピングセンター「イオン市川妙典店」もあります。
都心のベッドタウンとして発展した市川市の中でも、妙典駅周辺は若い世代や働く世代の人口が多いエリアの一つです。
●始発があり通勤・通学に便利!
妙典駅には千葉県内で唯一となる東京メトロの車両基地があることから、平日朝のラッシュ時を中心に始発列車が運行しています。東西線といえば混雑する路線としてお馴染みですが、ゆっくり座って通勤・通学したいという人にとって、妙典駅の始発列車は嬉しいポイントといえます。
東京メトロ東西線「妙典駅」から「大手町駅」まで約30分。さらに東京メトロ東西線、JR総武線・京葉線・武蔵野線、東葉高速線が乗り入れる「西船橋駅」まで約6分で移動できるなど、都心や千葉県内への快適なアクセスを誇ります。
●江戸川沿いには多くのレジャー・散策スポットが!
妙典駅から東へ10分ほど歩くと、江戸川河川敷のスーパー堤防が見えてきます。2~3月になると堤防上には早咲きの河津桜が開花し、江戸川の橋梁をわたる東京メトロ車両と河津桜の競演を眺めることができます。
また、夏場は河川敷の緑地や妙典公園でバーベキューを楽しむ人や、江戸川河口でハゼ釣りをする人も多く見られます。
2022年には、私立妙典中学校の南側に地域コミュニティゾーンとなる「ぴあぱーく妙典」がオープン。無料駐車場、芝生広場、遊具広場などが整備され、家族でのんびり遊べるほか、敷地内にはおしゃれなカフェやバーベキュー施設もあり、新たなレジャースポットとして注目を集めています。
●歴史的な建造物や文化が残る街並み
妙典駅の西側、旧江戸川沿いの行徳街道は、レンガ造りの蔵や旧家が残る歴史的な街道です。
江戸時代、成田山を参詣する人々は江戸日本橋から航路で行徳を訪れ、行徳街道からは徒歩や駕籠で成田山へ向かいました。このとき、航路の安全を祈願して奉納された常夜灯が、今でも川べりの「常夜灯公園」に設置されています。
また、宮本武蔵ゆかりの「徳願寺」や、「妙覚寺」「妙好寺」など、歴史的な寺社も多く残っています。通りを少し歩くだけで、歴史の風情を感じる風景に出合えるエリアです。
●新旧が融合する魅力的な街
江戸川沿いの開放的なロケーションに、戸建てやマンションがある新しい住宅地と、歴史を感じる風景が息づく妙典駅周辺エリア。
その魅力をぜひ、現地でチェックしてはいかがでしょうか。