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失敗から学ぶ注文住宅の作り方!

2024 8/19
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2024年8月19日

家づくりの最中は気付かなくても、住んでみてから「こんな筈じゃなかった…」と後悔する可能性はゼロではありません。
今回は、既に家を建てた人たちの失敗エピソードの中から、よく耳にするものを選んでご紹介。
失敗を防ぐアドバイスとともに、ぜひ参考になさってください。

目次

●失敗①「ウォークインクローゼットが使いづらい!」

ウォークインクローゼット(WIC)とは、人が中で歩けるくらいの広さを備えたクローゼットのこと。寝室などに併設され、衣類や小物などを収納できる設備です。
注文住宅でウォークインクローゼットを採用した人からは、たくさんの衣類をスッキリと収納できる!と満足の声が多い一方で、

「収納スペース自体が狭い」
「クローゼット内の通路が狭い」
「デッドスペースが多い」
「棚の高さが変えられず、使いづらい」
といった声も聞かれます。

・ウォークインクローゼットの失敗を防ぐには?

収納する衣類の量などにもよりますが、一般的に、ウォークインクローゼットの広さは大人1人あたり1畳分が目安とされています。
ウォークインクローゼットを設置するときは、家族の人数に応じた広さに加え、バッグなどの小物類や、コート、寝具といったかさばるものなどの
収納量などから必要とする広さを見極め、設計に落とし込むようにします。

クローゼット内の通路にも適切な幅があります。大人1人が通りやすい通路幅は約60㎝といわれていますが、
ウォークインクローゼットの中で着替えや物の出し入れを行うには、少なくとも90~100㎝以上の通路幅が必要。
通路の狭さはウォークインクローゼットの使いづらさにつながり、「使わない物の置き場所」と化してしまうおそれがあるので注意しましょう。

ウォークインクローゼット内に引き出しや棚を細かく造り付ける人もいますが、収納する物によってスペースを変えることができずデッドスペースが生じたりして、却って使いづらくなります。
棚は可動式のものを設置し、スペースを柔軟に調整できるようにするのがおすすめです。

また、ウォークインクローゼット内での整理がしやすいように照明を設けて明るさを確保したり、コーディネートチェックをするなら鏡を設置したりすると使いやすさがアップします。

●失敗②「ビルトインエアコンは費用がかかる!」

ビルトインエアコン(埋め込み型エアコン)とは室内機を天井や壁に埋め込むタイプのエアコンのこと。
埋め込み型なので室内がスッキリした見た目になり、室内にくまなく送風ができるなど空調効率もよいため、デザイン性を重視する住宅や商業施設で多く利用されています。

見た目や空調効率にメリットがある一方で、デメリットに挙げられがちなのが主にコスト面や機種の少なさです。ビルトインエアコンは一般的な壁掛け型エアコンよりも市場に出回っている機種が少なく、設置やメンテナンスに専門店的な技術が必要となることから、どうしてもコストがかさみがち。そのため、

「(壁掛け型よりも)設置コストが高い」
「メンテナンスや交換に思った以上にコストがかかる」
「選択できる機種が限られている」
など、壁掛け型との違いに戸惑う人も多いようです。

・ビルトインエアコンの失敗を防ぐには?

ビルトインエアコンを採用するなら、本体費用はもちろん、設置にかかる費用も含めて導入コストを事前に確かめておきましょう。

なお、ビルトインエアコンの設置費用は、部屋の広さや設置する天井などの形状などによって異なります。
設計士との打ち合わせでは、ビルトインエアコンを取り付けたいことを早めに伝えて、設計に反映してもらうことも大切です。

●失敗③「予算を大幅にオーバーしてしまった!」

家づくりの悩みで、最も多いのが「お金」に関することでしょう。間取りや設備、デザインの希望を挙げればキリがありませんが、予算には限りがあります。
「すべて希望通りの設計にしたら、とんでもない見積り額に!」
「予算内に収まるようにプランを削るのが辛い…」

このような事態にならないよう、気を付けたいものですね。

・予算オーバーの失敗を防ぐには?

家づくりをするときに大切なのが、「最初に建築費や設備費などを含めた予算の総額を決めておく」ことです。
注文住宅の設計段階からあれもこれもと希望を盛り込んでしまうと、予算をオーバーしてしまいがち。
その点、予算の総額をハッキリさせておけば、予算内で収まるように計画を立てられるので、予期せぬ費用の超過を防ぐことができます。

間取りや設備の希望と予算のバランスをとるには、必要な機能を満たしつつも、無駄を省く意識が欠かせません。
家づくりのコストを抑えるポイントは、建築材料や設備の選択、間取りの設計など、いろいろあります。迷ったときは、ぜひ設計のプロに相談してみましょう。
経験豊富な設計士なら、施主の意向を最大限に汲みとり、満足度を下げずにコストを下げるアイデアを提案してくれるはずです。

●家づくりの成功のために!

「一生に一度」といわれる家づくり。失敗や後悔がないよう、できる限りの対策は立てておきたいものです。
ここで紹介した失敗談を参考にして、満足のいくマイホームを実現しましょう

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