憧れのマイホーム購入を「絶対に失敗したくない!」というあなたのために、成功に導くポイントを家探しの序盤編・中盤編・最終編の3回に分けて解説。
第2回目は、家探しの中盤編。マイホームの夢が膨らむ物件選びのスタートです!
●ポイント1
「引渡しまでのダンドリを押さえる」!
物件選びを始めるにあたって、引渡しまでの全体的なスケジュールを確認しておきましょう。マイホーム購入は細かな手続きや準備がたくさんあるので、漏れがないように一つひとつ確認しながら進めるのがおすすめです。
1.情報収集
インターネットや新聞・雑誌の広告、折り込みチラシなどをチェック。不動産業者のアドバイザーに希望の条件を伝えておくと、最新の物件情報を教えてもらえます。
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2.物件見学
気になる物件があればアドバイザーに連絡して、見学の予約を行います。
見学当日は、物件の間取りや内装、設備などはもちろん、周辺を歩いてみて立地環境や駅までの距離なども確かめましょう。
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3.物件決定~購入申し込み
家族で話し合って物件が決まったら、購入申し込みに進みます。購入申込書を提出するとともに、価格などの条件交渉があればこのタイミングで行います。
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4.住宅ローン事前審査の申し込み
利用したい住宅ローンを選び、物件の購入申し込みと同時に事前審査を申し込みます。
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5.重要事項説明と契約書の確認
売買契約の前に、重要事項説明書や契約書のコピーをもらって内容を確認します。不明点などがあれば早めにアドバイザーに相談して、クリアにした上で契約当日を迎えましょう。
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6.売買契約
いよいよ契約当日。売買契約書に署名、押印して、手付金を支払います。
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7.住宅ローン申し込み~契約
売買契約の成立後に住宅ローンを正式に申し込みます。金融機関による本審査に通ったら、住宅ローン契約を行います。
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8.引渡し
引渡し当日に購入代金の残金を決済し、鍵を受け取ります。また、司法書士によって所有権保存・抵当権設定登記も行われます。
●ポイント2
「希望条件の優先順位を整理する」!
家探しの希望条件は、その家に住む全員で話し合って決めるようにします。こんな家に住みたい、こんな暮らしをしたい…そんなイメージを膨らませながら、間取りや広さ、デザイン、住宅性能など、みんなの希望条件をリストに書き出していきましょう。
ここで大切なのは、希望条件が出揃ったら、それぞれの希望条件に優先順位をつけること。
希望の度合いに応じて「絶対に譲れない」「実現したい」「余裕があれば実現したい」の3段階に分けていきます。
また、物件の見学を重ねるうちに具体的なイメージが固まり、優先度が変動することがあるかも知れません。その場合も家族と意見をすり合わせながら、最新の優先順位にアップデートしましょう。
マイホームは予算や敷地などの兼ね合いもあり、すべての希望を満たすのは難しいもの。たとえ妥協せざるを得ない場面になっても、優先順位を整理しておけば、より理想に近い家を選択することができます。
●ポイント3
「購入を見送った物件の欠点をアドバイザーに伝える」!
建売住宅の場合、建物がすでに建築済か、建築前や建築中であっても仕様や設備がほぼ決まっています。
そのため、建売住宅選びは希望に合った物件を見つけて検討するのが基本ですが、物件を見学して購入しないと決めた場合は、その物件の「欠点=購入に至らなかった点」をアドバイザーにしっかりと伝えましょう。
購入希望者とアドバイザーの間で情報共有することで、次からはそのような物件を紹介されなくなるため、スムーズな家探しにつながります。
中には、欠点を口にするのをためらう方もおられますが、理想のマイホームに近づくために、どうか遠慮せずにお伝えください。
●理想のマイホームは一日にしてならず
物件を見学してあれこれ比較する物件選びは夢が膨らみますが、なんとなく見ているだけだと物件の印象が残らず、結局どれがいいか分からない…と迷ってしまうことも。
たくさんの物件の中から理想のマイホームを選ぶには、希望条件に優先順位をつけることが有効です。優先度の高い条件の物件を見逃さないよう、アンテナを張っておきましょう。