居住する建物の中に、車庫を設けたガレージハウス。
風雨や紫外線から大切な愛車を守れる、盗難や車上荒らしの心配もない…など、車好き・バイク好きにとっては良いこと尽くめの住まいですよね。
●憧れでも、費用がネックになりがち…
そんなガレージハウスを手に入れたい! と思ったら、真っ先に検討するのは「注文住宅」でしょう。
注文住宅とは、所有する土地の上に、一からオーダーメイドで家をつくる住宅のこと。
外観デザインや間取り、仕様・設備などを自由に決められるので、自分好みのガレージハウスを叶えることができるのです。
ただし注文住宅でガレージハウスをつくるとなると、スペースはもちろんですが、コストの問題が生じます。ガレージハウスは建物と車庫が一体になる都合上、独立したガレージよりも高額になりがちで、1台あたり200万円~400万円ほどかかるとされています。
そのため、ガレージハウスに憧れつつも予算オーバーであきらめてしまう…といったケースは後を絶ちません。
●注文住宅がダメなら建売住宅という手も!
では、予算が足りなければガレージハウスは夢物語なのか? というと決してそんなことはありません。
数は少ないですが、建売住宅でもガレージハウスを取り扱っている場合があります。
オーダーメイドでつくる注文住宅と違い、建売住宅は、建物を規格化することでコストを抑える工夫が行われています。ですので、ガレージハウスの物件であっても、同じような条件・グレードの注文住宅よりもリーズナブルに取得できるのです。
売り出し中の建売住宅の中に、もしも気に入ったガレージハウスがあれば、ぜひ問い合わせてみましょう。
●建売のガレージハウスの注意点
注文住宅でガレージハウスをつくる場合、愛車の台数やサイズなどに応じて自由に広さや仕様などをオーダーできますが、建売住宅の場合は愛車を格納できるかどうかに加えて、出し入れや乗降車がスムーズかどうか、広さや間口をしっかりとチェックしましょう。車庫で愛車の手入れをしたり、アウトドア用品などを収納したりする予定があるなら、その広さも必要です。
ちなみに、建物の工法などにもよりますが、建築工事が始まる前の建売住宅なら、車庫を少し広げてガレージハウスにすることができる場合もあります。住宅の販売会社に、間取りのアレンジが可能かどうか確認してみてください。
●まずは業者に相談してみる
今回は、注文住宅のイメージが強いガレージハウスを、建売住宅で取得できることや取得の際の注意点について紹介しました。
建売住宅のガレージハウスの物件数は限られているため、こまめな情報収集がカギとなります。まずは、ガレージハウスを取得したいことを販売業者に相談することをおすすめします。