JR総武線・都営新宿線「本八幡駅」と、京成本線「京成八幡駅」の2駅3路線を利用できる市川市・八幡エリア。
古くから発展してきた八幡エリアの環境や住み心地をレポートします。
●どんなエリア?
市川市のほぼ中心に位置する八幡エリアは、駅周辺にタワーマンションや大型商業施設が立ち並ぶ一方で、大通りから1本中に入るだけで、戸建てを中心とした住宅地が広がるなど、都市の利便性と住環境を備えた街です。
その歴史は古く、八幡という地名の由来にもなった「葛飾八幡宮」は、平安時代の初めに下総の国を守護する総鎮守として創建されました。江戸時代には成田街道の八幡宿が置かれ、また大正時代には富裕層の別荘地・邸宅地として発展を遂げました。
現在も、葛飾八幡宮の周辺は美しいクロマツ並木が点在しており、千葉県内でも有数の高級住宅街となっています。
●3路線利用の充実した交通アクセス
東京のベットタウンとされる市川市の中でも、抜群の交通アクセスのよさを誇る八幡エリア。
JR総武線・都営新宿線「本八幡駅」と、京成本線「京成八幡駅」の2駅3路線を利用でき、東京駅まで約30分、新宿駅まで約40分、京成上野駅まで約30分と都内の主要駅まで快適に移動できます。
なお、東京駅に向かう場合は隣のJR市川駅などで乗り換えが必須となります。東京駅まで快速でダイレクトにアクセスできる点では市川駅のほうが便利ですが、都営地下鉄を含む複数路線を利用できるという点では本八幡駅・京成八幡駅の利便性に軍配が上がります。
特に、都営新宿線を利用する場合は本八幡駅が始発となるため、なるべく座席に座って通勤・通学したいという人には嬉しいポイントでしょう。
●買い物や行政の施設も充実している
便利な交通アクセスに加えて、暮らしに必要な施設が揃っていることも魅力です。
「ダイエーいちかわ」をはじめ、シネコン、家電や衣料などの専門店から成る大型ショッピングセンター「ニッケコルトンプラザ」は本八幡駅より徒歩10分。本八幡駅北口から無料のシャトルバスも出ています。
他にも、本八幡駅直結のショッピングセンター「シャポー本八幡」や、駅周辺には年中無休、24時間営業の「西友本八幡店」、「カスミフードスクエア本八幡店」、「オーケー本八幡店」などが、また駅から徒歩圏内の住宅街にも「業務スーパー市川菅野店」、「エコ・ピア八幡店」などがあり、千葉県内でも1、2を争うスーパー激戦区です。忙しい仕事帰りなどに、サッと買い物を済ませられる住環境というのは安心ですね。
加えて、書類の取得や税金関係などで足を運ぶことの多い「市川市役所」も京成八幡駅・本八幡駅が最寄り駅です。この他、八幡エリアには中央図書館や中央こども館、文化会館、全日警ホール(市民会館)といった行政の施設が集まっており、休日のお出かけはもちろん、親子の遊びや学びの場として活躍しそうです。
●伝統や歴史を感じるスポットが多い
近年の八幡エリアは再開発が進み、駅前のタワーマンションが目を引く都会的なイメージの街となっています。とはいえ駅周辺には「八幡一番街商店街」などの古くからの商店街もあるなど、昔懐かしい風情や人情に触れることも。ちなみに、この八幡一番街商店街にはかつてイタリアンレストランチェーン「サイゼリヤ」の1号店があり、2000年に閉店したものの、現在も「サイゼリヤ発祥の地」として保存されています。
また、本八幡駅から徒歩5分、市役所の向かい側にある森は「八幡の藪知らず」と呼ばれ、昔から「足を踏み入れると再び出ることができない」といわれてきました。現在もこの地は鳥居と祠に護られており、千葉街道から森の外側のみ確認できます。
日々の暮らしの中で、昔ながらの伝統や歴史を身近に感じられるのは、八幡ならではの魅力の一つ。ちょっとしたお散歩のついでに、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
●交通や暮らしに便利な住宅地
交通アクセスのよい住宅地として発展した八幡エリアは、単身者用からファミリー向けのマンション・一戸建てまで、物件の種類も豊富です。
便利で快適な八幡エリアの暮らしを、あなたも楽しんでみてはいかがでしょうか。