注文住宅のこだわりポイントとして挙げられることが多いキッチン。
料理は毎日欠かせないものですから、居心地のよいキッチンで、楽しく料理をしたいものですね。
今回は、人気の「カフェ風キッチン」をつくるインテリアや造作のポイントをご紹介。自宅にいながら、カフェのようにほっとくつろげる居心地のよい空間を実現してみませんか。
●カフェ風キッチンをつくるポイント4つ
注文住宅で、キッチンをカフェ風に仕上げるポイントは次のとおり。
1.オープンで開放的なペニンシュラキッチン
2.背面にオープン棚とアクセントウォールを
3.モザイクタイルが映えるカウンターのニッチ
4.天井に高低差をつけて非日常感を演出
それぞれのポイントを、以下で詳しく見ていきましょう!
1.オープンで開放的なペニンシュラキッチン
従来のキッチンは壁付けタイプが一般的でしたが、カフェ風キッチンをつくるなら、対面式のカウンターを設けたペニンシュラキッチンがおすすめ。
ペニンシュラとは「半島」という意味の英語で、ペニンシュラキッチンはその名のとおり、調理台の片側が壁についている半島状のキッチンです。
キッチンとダイニングが一体になったオープンタイプなので開放感があり、キッチンで料理をしながら、ダイニングやリビングにいる家族とコミュニケーションをとりやすいのが特徴。
カウンターを中心に、おいしい料理や会話を楽しむカフェ気分を満喫できます。
2.背面にオープン棚とアクセントウォールを
カウンター越しに見えるキッチンの背面の壁は、カフェの雰囲気を高める絶好の背景になります。
背面収納として木製やスチール製のオープン棚を設け、「見せる収納」で調味料の瓶やグラス、バスケット、観葉植物などをおしゃれにディスプレイしましょう。
また、キッチンの背面だけ壁材を変える「アクセントウォール」も人気があります。好みのテイストに合わせて壁紙の色柄を変えたり、レンガ調や石調のタイルを張ったりして、カフェらしさを演出しましょう。
3.モザイクタイルが映えるカウンターのニッチ
キッチンカウンターを構成する腰壁も、ダイニングやリビングからの視線を集めるポイントとなります。
ベーシックな羽目板やパネルのカウンターのほかに、最近では腰壁をくり抜いて、収納を兼ねたニッチに仕上げるケースも。ニッチの背面にモザイクタイルを張ると、タイルの色や模様がアクセントになり、おしゃれな印象をアピールできます。
モザイクタイルの色の組み合わせによって、シンプルからナチュラル、シックでモダンな雰囲気まで、さまざまなテイストに対応できるのが魅力。同色のモザイクタイルをキッチンの背面の壁にあしらって、統一感のあるコーディネートを楽しんではいかがでしょうか。
4.天井に高低差をつけて非日常感を演出
キッチンの天井を周囲より一段高く掘り込んだ「折り上げ天井」や、周囲より一段低くした「下がり天井」にすると、高低差によって空間にメリハリが生まれ、スタイリッシュな非日常感が生まれます。
高低差のある部分を板張りにして素材を変えたり、間接照明を配したりして空間全体をおしゃれにデザインするのもおすすめです。
●カフェのテイスト次第でイメージも変わる
一口に「カフェ風」といっても、木材などの自然素材の風合いを活かしたナチュラルテイストや北欧テイスト、アイアンやレンガといったラフな素材感で魅せるインダストリアルテイストやヴィンテージテイストなど、希望するカフェのテイストによって、選ぶ素材やインテリアも変わってきます。
自宅キッチンをどんなテイストにしたいのか、好きなカフェの内装やSNSなどを参考にして、気に入ったインテリアやデザインのアイデアを集めてみましょう。
さまざまな候補の中から取捨選択して、我が家のキッチンに取り入れたいテイストを検討してみてくださいね。