市川市の北西部に位置する、京成本線の「市川真間駅」周辺エリア。
人気の市川市の中心にありながら、閑静な住宅地である市川真間の環境や住み心地などをレポートします。
●どんなエリア?
市川真間エリアは大正時代に邸宅地として開発され、1914年には市川真間駅(当時は「市川駅」)が開業。京成本線沿いの中でも、特に歴史の長い街の一つです。
このあたりは、古くは万葉集に「真間の磯辺」と詠まれた入り江沿いに、クロマツの林が広がる砂州であったと伝えられており、現在も街なかのあちこちにクロマツを見ることができます。
また、桜の名所で知られる真間山弘法寺や、万葉集ゆかりの手児奈霊堂など、歴史と文化の豊かなエリアとしても有名です。
駅を降りるとすぐに住宅が立ち並び、飲食店などの店舗が続く商店街も。京成本線屈指の高級住宅地を擁するエリアとあって、日中や夜は比較的静かですが、近隣に学校が多いため、朝の時間帯は通学の学生が見られます。
JR市川駅のあたりは賑やかな繁華街というイメージが強いですが、そこから600mほど離れた京成市川真間駅のあたりは昔ながらの落ち着いた雰囲気の住宅地がメイン。そのため、「便利なJR市川駅の徒歩圏内で、静かな立地がよい」という理由で市川真間エリアを選ぶ人も多いようです。
●アクセスは?
市川真間駅から京成電鉄を利用することで千葉県内はもちろん、「京成上野駅」まで約25分(乗り換え1回)、「浅草橋駅」まで約31分(乗り換え1回)など、東京方面へスムーズに移動できます。
また、JR市川駅からは東京駅や新宿駅などに速くアクセスできるので、京成市川真間駅とJR市川駅の2駅を利用できるメリットを最大限に活用すべく、駅までの徒歩距離や乗車時間、料金などを比較して、よりよい通勤・通学経路を設定してくださいね。
●住環境や子育て環境は?
京成本線沿いの国府台~市川真間~菅野の一帯は、私立の小・中・高や大学が集まる文教エリア。そのため教育熱心な家庭が多く、市川真間駅や市川駅の駅前には大小の塾や予備校が充実しています。
公立の小学校区は市川市立真間小学校・菅野小学校、中学校区は市川市立第二中学校となっています。文教エリアとあって公立の人気も高く、他地域から学区指定で家探しや土地探しをするケースも少なくありません。
また、毎日の買い物は、市川真間駅から徒歩2分の「マックスバリュエクスプレス市川店」、市川駅の北側にある「ダイエー市川店」、「オリンピック市川店」などが利用できます。ちなみにマックスバリュエクスプレス市川店は25時まで、ダイエー市川店は23時まで営業しているので、帰りが夜遅くなったときでも便利です。
医療機関も街なかのクリニックをはじめ、「国際医療福祉大学 市川病院」「東京歯科大学 市川総合病院」などの総合病院も近隣にあり、幅広い診療に対応しています。
●「便利さ」と「落ち着き」を両立させる街
駅前の通りは、市川の秋の風物詩として毎年10月頃に開催される「市川まつり」の舞台となっています。祭りの当日はJR市川駅の北口から京成市川真間駅までが大規模な歩行者天国となり、パレードや縁日などで盛り上がります。
利便性にすぐれたJR市川駅と、静かで落ち着きのある京成市川真間駅という両駅の恩恵を受けられる市川真間エリア。ぜひ現地でその魅力を体験してみてください。