都心のベッドタウン、市川市の北部に位置する「大洲」。
東京に近く、ファミリーや一人暮らしの世帯にも人気が高い大洲周辺の環境や住み心地などをレポートします。
●どんなエリア?
江戸川の河川敷に沿って、落ち着いた街並みが広がるエリアです。
このあたりは近世までアシ・カヤなどの植物が密生する湿地帯でしたが、大正期からは耕地整理によって田畑や工場用地として利用されるようになりました。
現在の大洲エリアは宅地化が進み、戸建てや低層の集合住宅を中心とした住宅街のほか、工場も見られます。
●交通アクセスは?
エリアのほとんどがJR総武線「市川駅」の徒歩圏内です。また、JR総武線・都営新宿線「本八幡駅」や、京成本線「市川真間駅」「菅野駅」を利用しやすい立地もあります。
全体的に地形がフラットなので徒歩や自転車で移動しやすく、バスを利用して市川駅や本八幡駅へ向かうことも可能。市川駅や本八幡駅からは東京方面はもちろん、千葉の主要な駅にも快適にアクセスできるため、通勤・通学の利便性にすぐれたエリアといえるでしょう。
●住環境や子育て環境は?
交通アクセスの利便性に加え、江戸川沿いの自然が残る落ち着いた環境であることから、近年はファミリー世帯などが増え、人口が増加傾向にあります。
買い物は「ヤオコー」「まいばすけっと」などの地元系スーパーや、少し足を伸ばすと「シャポー市川店」「ニッケコルトンプラザ」「MEGAドン・キホーテ本八幡店」などを利用できます。
散歩やジョギングのコースとして愛される「江戸川河川敷緑地」や、万一の災害時には一時避難場所や救援拠点となる機能を備えた「大洲防災公園」は、休日のお出かけやレクリエーションにおすすめ。大洲防災公園のピクニック広場には野外卓と炊事場があるので、バーベキュー(事前予約制)を楽しむのもいいですね。
小学校区は市川市立大洲小学校・鶴指小学校、中学校区は市川市立大洲中学校・第八中学校となっています。また、市川駅や本八幡駅の周辺には塾や予備校も充実しています。
学齢期の子どもも多く、子育てしやすい環境といえる大洲エリアですが、町域には道路が狭く、交通が混雑する道路もあります。登下校や遊びに行くときに使用する道路の状況は、ぜひ親子でチェックしてください。
●夏の風物詩「市川市民納涼花火大会」
市川の夏の夜空を彩る「市川市民納涼花火大会」は、ここ大洲にある江戸川河川敷から花火が打ち上げられます。
河川敷周辺の有料席や一般席のほかに、前述の大洲防災公園も人気の干渉スポットとなっており、例年多くの観客で賑わっています。
第40回目となる2024年度の市川市民納涼花火大会は、8月24日(土)の開催が決定しています。打ち上げ地点の近くから鑑賞する花火は、その大きさも轟音も臨場感たっぷり。自宅のベランダや庭先から、家族や仲間と花火を見上げる贅沢な時間を満喫できるといいですね。