土地探しの要望で、「エリア」「日当たり」と並んで重視されることが多い「土地の広さ」。
ゆったりと広い土地に家を建てると、どんなメリットがあるのでしょうか。
広い土地に家を建てるメリットは?
間取りの自由度が高い
建ぺい率・容積率にもよりますが、土地が広いほど延べ床面積や建築面積が大きくなり、間取りの自由度も高くなります。
たとえば、広い面積を必要とする平屋住宅や二世帯住宅を建てたり、中庭やビルトインガレージのような間取りも実現しやすいでしょう。
庭を広くとれる
広い庭を子どもの遊び場にする、ペットの運動スペースにする、ガーデニングや家庭菜園を始める、バーベキューでアウトドア気分を満喫する…など、ライフスタイルや趣味に応じて庭を活用できます。
また、庭に面したリビングに窓を設けて、庭の景観を室内に取り込むと、のびのびとした開放感が味わえます。
駐車スペースを広くとれる
駐車スペースの面積は、車のサイズや前面道路との関係などにもよりますが、車1台につき約5坪が必要です。
広い土地があれば、複数台の車を所有していたり、車での来客が多い場合でも十分なスペースを確保しやすく、必要に応じてカーポートやサイクルスペースなども設置できます。
プライバシーを確保しやすい
道路や隣家が迫るような狭い土地では、外部の目線が気になったり、騒音に悩まされたりするケースも。
ですが、土地が広いと、家のまわりを庭やアプローチでゆったりと囲んで道路や隣家との間にスペースをつくれるので、プライバシーの面で安心です。
日当たりや風通しが良好
上記で説明したとおり、広い土地では家のまわりに庭やアプローチなどのスペースをつくれるので、日当たりや風通しがよくなります。
日当たりや風通しのよい家はなんといっても明るくて気持ちよく、ダニ・カビの原因となる湿気を抑えやすいため心身の健康にもつながります。
デメリットもきちんと把握しておく
広い土地はメリットも多いですが、デメリットがない訳ではありません。
たとえば、広い土地に大きな家を建てようとすると、その分建築費用がかかりますし、庭やフェンス、植栽などの外構費用やメンテナンス費用も高くなりがちです。また、土地の所有者が毎年支払う固定資産税も、200㎡を超える部分には「小規模住宅用地の特例」が適用されず、税額が高くなってしまいます。
思わぬ出費に慌てることがないよう、新築時のコストや維持費、税金については、事前に目安を確認しておきましょう。
広い土地で理想を実現
間取りの自由度や広い庭などを重視する人にとって、「土地の広さ」は土地選びの重要なポイントの一つ。
どれくらいの広さの土地なら理想の家を実現できるのか、家づくりのプロに相談しながら土地探しをしてはいかがでしょうか。